2011年3月5日開催 『翻訳者への道』 アフターレポート

  • 2011.04.06 Wednesday
  • 17:26
3月5日(土)に開催し、大好評だった無料セミナー『翻訳者への道』。 ご参加いただけなかった皆様に、サイマルのスタッフからアフターレポートをお届けします!

◆翻訳者への道◆
講師:長島 水際(出版翻訳者)
<講師プロフィール>
サイマル・アカデミーを卒業後、サスペンス、ミステリーを中心に翻訳を行なっている。
訳書:コーディ・マクファディン「暗闇」、「戦慄」、「傷痕」、ノーラ・ロバーツ「真昼の復讐者」他多数。本校翻訳者養成コース講師。


▼スタッフによるアフターレポート▼

現在サイマルの事務局スタッフとして勤務している私ですが、高校時代の夢は字幕翻訳者!今ではほとんど忘れてしまった当時の気持ちを思い出しながら、今回の翻訳セミナーを聴講しました。

今回の講師は、出版翻訳者・翻訳者養成コース講師の長島先生です。
翻訳者のイメージって?という問いかけで始まったセミナーですが、『一人でコツコツ』『自宅に引きこもる』『何日も人と話さない』・・・といった声があがる中、長島先生はというと、とにかくハツラツとした、元気の良い、まさにお話し上手(!)な女性です。私も瞬く間に翻訳の世界に引き込まれました。

まず、産業翻訳、技術翻訳、出版翻訳、映像翻訳など数多くの分野について、それぞれの特徴や業界の裏話なども交えながら、分かりやすく説明してくださいました。 先生の扱う分野は出版翻訳で、ノンフィクション、フィクション(特にミステリー)がメインだそうです。面白かったのは、「ミステリー」と一言に言っても、ジャンルが細かく分かれること。 本格的な推理もの、笑ってしまうような明るいミステリー、ノワール(暗黒小説)、歴史もの、スパイもの・・・など様々です。恥ずかしながら、普段ほとんど小説を読まない私は、そこまで細かいジャンルがあったことにまず驚いてしまいました。
 

先生の実体験を豊富に盛りこんだセミナーはあっという間でしたが、印象に残ったのは、翻訳者は訳すスキルはもちろん大切だけれど、情報の収集や下調べに全力を注ぎ込まなければならないということです。原作の背景やテーマに関する知識を得るため、たとえ自分が知らないことや苦手なことでも、あらゆる資料を調べ上げて、訳を練り上げていくのだそうです。原作を日本語に訳すのが仕事、という私のイメージはひっくり返ってしまいました。

先生は、精神科医の作者の著書を訳したときのエピソードを話してくれましたが、分厚い医学書や医薬品の参考書だけでなく、作品に登場する精神病についても細かく調べ上げたそうです。その一部を紹介してくださったのですが、翻訳者なのに精神病に関する知識が次から次へと出てきて、「語学ができるからといって翻訳ができるわけではない」という先生の言葉にも納得しました。

「英語力、日本語力のバランスが大切です。足りないものを補う努力をしてください。」「英語でも日本語でも、本をたくさん読むといいですよ。」等、翻訳学習者に向けて身近なアドバイスが詰まった先生のセミナーは、終始アットホームな雰囲気でした。 質疑応答では多くの参加者から手が上がりましたが、他の参加者の方々の質問も興味深く、とても貴重な時間を過ごすことができました。

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